渚たなのファミリークリニック -胃カメラからAI解析を用いたレントゲン検査なら-

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NBI内視鏡システム導入のお知らせ

このたび、NBI内視鏡システムを導入いたしました。

当院では、NBI内視鏡システムを導入しました。これにより、観察性能の向上を図り、早期発見・早期治療へとつなげ、特に内視鏡による胃がん・食道がんの発見に効果を上げています。

当院のNBI内視鏡システムの特徴

◇観察性能の向上

《より細く・より高画質に》

これまでの内視鏡は、太い内視鏡に比べて画質の面で劣るとされてきました。しかし、今回の機種はより細く・より高画質という技術の進歩により、太い内視鏡と同等の画質を実現しました。

《より明るいNBI》

[狭域帯光観察(NBI)]を技術改良によって、観察部位の奥までより明るく映し出すことで観察性能がアップしました。

◇操作性・挿入性の向上

《より苦痛を少なく》

内視鏡は、カメラ先端部を挿入し手元で操作しながら腸内を進めていきます。その際に、腸壁を押すと鈍い痛みを感じることがあります。それを和らげるために採用されたのが受動湾曲部です。 これは、湾曲部が腸壁に当たって力がかかると、この受動湾曲部が自動的にしなり、これによって腸壁を押す力が内視鏡先端部を先へと進む力に変換されるようにしたものです。

《より操作性を高く》

複雑に曲がった腸内を内視鏡がしなやかに進んでいくためには、内視鏡挿入部(挿入する長い部分)が柔軟でなくてはなりません。しかし、柔軟すぎても力が伝わりません。
これを解消する「高伝達蛇管(じゃかん)」という新構造を開発し、より力が伝わりやすくなり、操作性が向上しました。これにより、より短時間で効率良い検査が可能となりました。 当院では内視鏡検査において、早期発見と患者さんの苦痛軽減を図ることを 第一に考えながら、技術を導入し対応してきました。 そして導入したのが、NBI内視鏡システムです。

「NBI」は、特殊な波長の青色光緑色光を内視鏡の先端よりあてることで、 粘膜の血管を浮かび出させ、がんを見つけやすくする技術です。 青色光は、浅い部分までしか光が届かないため毛細血管の観察に、緑色光は深い部分まで光が届くので太い血管の観察に使用されています。

NBI光粘膜照射イメージ

それにより、色の違いが強調されよりはっきりと血管の状態を確認することができるようになったのです。

NBI画像と通常画像

NBI内視鏡システムの導入により、内視鏡による早期の食道がん・胃がん・大腸がんの早期発見・早期治療の可能性がますます拡がっています。 また、検査に伴う患者さんの負担も軽減されていますので、まずは勇気を出して検診を受けていただくことが大事です。