渚たなのファミリークリニック -胃カメラからAI解析を用いたレントゲン検査なら-

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小児科・小児外科

Medical

Medical一般小児科

小児科全般の診療を行います。
感染症(咳、鼻水、発熱、気管支炎、肺炎、胃腸炎、中耳炎など)やアレルギー疾患(喘息、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、花粉症など)をはじめ、発疹、腹痛、頭痛、便秘、夜尿症など様々なお子さんの疾患に対応させていただきます。
お困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
ガイドラインに沿った標準的な治療を心がけるとともに、一人ひとりのお子さんとご家族に合わせた診察・治療に努めてまいります。
より高度な医療・入院が必要と思われるお子さんは、適切な医療機関にご紹介させていただきます。

Medical予防接種

(ヒブ・不活化)

対象:生後2ヶ月から開始。3~8週間隔で3回接種します。7ヶ月以上後に4回目を追加接種して完了です。
5歳未満は公費負担(無料)です。

疾患の説明
乳幼児期に髄膜炎や喉頭蓋炎など重症感染症を起こす菌です。これらの疾患は命に関わることや後遺症を残すこともある重篤な疾患です。

 

(肺炎球菌・不活化)

対象:生後2ヶ月から開始。3~8週間隔で3回接種します。2ヶ月以上後、標準的には1歳から1歳半に4回目を接種して完了です。5歳未満は公費(無料)です。

疾患の説明
乳幼児期に敗血症や髄膜炎を起こします。肺炎や中耳炎の原因菌としても多いです。ワクチンは主に前者を防ぐ目的で行われています。

 

(4種混合・不活化)

対象:生後3ヶ月から開始。3~8週間隔で3回接種します。6ヶ月以上後、標準的には1年から1年6ヶ月後に4回目を追加します。7歳6ヶ月までに完了するようにしましょう。

疾患の説明
4種とは、ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオを指します。ジフテリアとポリオは国内での感染はほとんどありませんが過去には重症者が出ていました。百日咳は乳児では重症の咳や呼吸困難で命に関わることもあります。破傷風は怪我をした傷口から菌が入り、痙攣や麻痺をきたす死亡率の高い疾患です。

 

(麻疹・風疹(MR)・生ワクチン)

対象:1歳から2歳に初回接種をします。2期は小学校入学前の1年間に行います。

疾患の説明
麻疹は発熱、発疹から肺炎や脳炎などの合併症をきたす疾患で、非常に強い感染力があります。風疹は‘3日はしか’とも呼ばれた発熱、発疹をきたす疾患で、妊婦が感染すると赤ちゃんに重篤な障害が出る可能性があります。

 

(水痘・生ワクチン)

対象:1歳から3歳までに2回接種をします。2回目は初回から3ヶ月以上、標準的には6ヶ月から1年あけます。

疾患の説明
みずぼうそうとも呼ばれるウィルス感染です。全身に水疱疹が多発し、重篤な状態にいたることもあります。帯状疱疹も同じウィルスが原因で発症します。

 

(日本脳炎・不活化)

対象:生後6ヶ月から7歳半まで接種可能です。標準的には3歳で2回(1~4週間隔)、その後に6ヶ月以上あけて4歳頃に1回接種します。9~12歳に第2期の接種を追加します。

疾患の説明
蚊が媒介する日本脳炎ウィルスの感染で、急性脳炎を引き起こします。半数程度の方が後遺症を残す、治療法のない重篤な疾患です。日本での発症はきわめて稀ですが、東南アジアなどで流行があります。

 

(2種混合・不活化)

対象:11歳以上13歳未満に1回接種します。

疾患の説明
4種混合に入っているジフテリアと破傷風について追加接種します。

 

(ロタウィルス・生ワクチン)

対象:ロタリックス(1価)は生後24週までに2回、ロタテック(5価値)は生後32週までに3回、生ワクチンを飲みます。初回は14週までに始めて、4週以上あけます。

疾患の説明
ロタウィルスは乳児の胃腸炎を起こす代表的なウィルスです。嘔吐がひどく水分がとれなくなると脱水になり重篤な状態になります。小さい子ほど入院して点滴する必要性が高くなります。胃腸炎関連けいれんや脳炎を合併することもあります。

 

(B型肝炎・不活化)

対象:生後2ヶ月から接種できます。初回から4週以上あけて2回目、さらに20~24週あけて3回目が標準的な方法です。

疾患の説明
代表的な肝炎を起こすウィルスです。感染がつづくと慢性肝炎、肝硬変や肝ガンになることもあります。

 

(おたふく風邪・生ワクチン)

対象:1歳から接種できます。MRワクチンと同様に1歳頃と5~6歳の2回接種が薦められています。

疾患の説明
ムンプスウィルスの感染で、発熱や耳下腺(耳の下にあるだ液腺)の腫れが特徴です。頭痛をきたす髄膜炎や難聴や精巣炎など重い合併症もあります。

Medical予防接種の接種間隔

生ワクチン   ⇒ 別の種類のワクチン:1日以上空けるほうがのぞましい。

不活化ワクチン ⇒ 別の種類のワクチン:1日以上空けるほうがのぞましい。

 

Medicalアレルギー性鼻炎と喘息

・喘息児はしばしばアレルギー性鼻炎,慢性副鼻腔炎を合併する.喘息からみた合併頻度はアレルギー性鼻炎で60〜80%,慢性副鼻腔炎で40〜60%と推測されている.
・アレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎の存在は,喘息コントロールの不安定化・難治化の要因となりうる.
・アレルギー性鼻炎が喘息を悪化させるメカニズムとしては,①鼻-気管支反射,②ライノウイルス感受性の増強効果,③後鼻漏刺激などが想定されている.副鼻腔炎が喘息を悪化させるメカニズムとしては,①後鼻漏の直接的下気道刺激作用,②咽頭-気管支反射,③慢性的口呼吸に基づく非加湿性吸気による気道過敏性亢進,などが想定されている.

Medical食物アレルギー(どんな病気?

・わが国では厚生労働科学研究班による「食物アレルギーの診療の手引き2014」により5つのタイプに分類され,その特徴を知ることが重要である.
・治療の基本は,最小限の除去に基づく除去食療法である.
・正確な診断には負荷試験が必須であり,食物に対するIgE抗体が陽性というだけで除去を指示してはいけない.
・合併するアレルギー疾患(アトピー性皮膚炎,気管支喘息,アレルギー性鼻炎など)の治療管理をしっかり行う.

Medicalかぜ

・「小児呼吸器感染症診療ガイドライン2011」(日本小児感染症学会)によれば,感冒は「鼻汁と鼻閉が主症状のウイルス性疾患で,筋肉痛などの全身症状がなく,熱はないかあっても軽度なものを指す.鼻炎といわれるがより正確にはrhinosinusitis(鼻副鼻腔炎)である」と定義されている.
・一般に,かぜ症候群という場合は,咽頭痛を初期症状とし,咳嗽や38.5℃未満の発熱も伴う上気道炎と一部下気道炎を含むことが多い.数日で自然軽快するが,1週以上続くときは中耳炎や気管支炎,肺炎を合併していることがしばしばある.大部分はウイルスであるが,溶連菌やマイコプラズマなどの細菌も原因となる.
・小児においては,年齢別に病態および対処法を考える.1か月未満の新生児で発熱を伴う場合は,菌血症を考え血液検査は必須である.乳幼児では突発性発疹,ヘルパンギーナ,ヘルペス性口内炎などが多いため口腔内所見を主とする診察が重要で,その他尿路感染症や中耳炎についても考慮しておく.年長児では,1週間以上症状が続く場合はアレルギー疾患の存在を検討する.

※家庭でのポイント

・年齢を考慮しながら,睡眠と適切な水分摂取のうえ,子どもが安心できるように環境調整を心がける.
・3か月未満の乳児では,腹部膨満のみでも症状の悪化をみるときがあるので,体位の保持,鼻汁吸引,排便の確認などが重要である.
・活気があれば,室内での軽い遊びや入浴は可能である.